酔う電車
私は昔から乗り物に酔いやすく、車やバスに乗る際にはかなり緊張します。 実際にバスでは何度も酔い、吐くことはなかったものの危なかったことはあります。修学旅行で船に乗ったときも、乗っているときはよかったのですが、船から降りて歩き出すとぐるぐる回るような感覚で非常に気持ち悪かったことをおぼえています。 しかし電車には全く酔わず、このことには自信をもっていました。ところがその自信を打ち砕いた電車があるのです。それが京浜急行線です。その日、泉岳寺から乗り込んだ私は座席の一番はじに座りました。このときの電車は快速特急なので品川を出ると京急蒲田まで停車しません。品川を出てしばらくするとどうも気分が良くないのです。 おかしい… まさか毒ガス攻撃!? いや、それにしては他の乗客は平然としているし、となりのおばさん2人組は大声で話し込んでいました。するとこれは、電車に酔ったのでは… 私は気持ち悪いながらも必死に思考をめぐらせ、その結論に達しました。 それからは気持ち悪さを紛らすために面白いことを考えたり、難しいことを考えたりといろいろ試しましたが逆効果満点で体調は臨界点に向かってまっしぐら。もうだめか…と思ったそのとき電車が減速しはじめたのです。そして間もなく京急蒲田に到着とのアナウンスが。助かった… ドアが開くまで必死に耐え、降りたときには足元がふらついていました。 フゥー(;`e`) |
ところで京浜急行線ならすべて酔うのかというとどうやらそういうわけでもなさそうなのです。京浜急行線には支線として川崎大師線というのがあるのですがこの電車に乗っても酔う気配はまったくありませんでした。もちろん駅間が短いという安心感もあるのでしょうが、ふわふわした感じがなく、長く乗ったとしてもおそらく酔わないのではないかと思います。車両自体、本線とはちがうものを使っているようなのでその関係だと思います。 その後京浜急行本線に乗る機会が2度ほどあったのですがやはり酔いました。いずれも横須賀方面へ行く電車でした。帰りはJR横須賀線で帰ってきました。横須賀線は酔いませんし、非常に快適な乗り心地でした。ただし逗子から鎌倉へ出るため、大回りになって時間がかかり、料金的にも高くつくのが難点です。しかし酔うことを考えると私は横須賀線を選択します。とにかく京浜急行本線は私にとって確実に酔う電車ということになってしまいました。 ではもうひとつの支線である羽田線はどうでしょうか?こちらは本線から直接乗り入れているのでもしかしたら酔うかもしれません。しかし駅間が短いということで本線よりは危険性は少なそうです。 |